2023年06月02日

6L6GC CSPP 零号機完成!

今回の6L6GC CSPPアンプは5881 CSPPの出力トランス換装と切替機能の追加がテーマなので、新作アンプと言うよりM215型 5881 CSPPの改善版となりますのでM215A型としておきます。

DSC_3645.jpg
ケース完成までは結構時間が掛かりましたが、配線は基板を採用したのでスムーズに進みました。

DSC_3646.jpg
電源SWはネオンランプ内臓の大きめのなので操作しやすいです。

DSC_3647.jpg
フロントパネルにはロータリーSWによるATTと入力切替を装備しました、ATTは0,-6,-12,18,-24,-30dBの平衡型の6ステップです、シャーシ上のMONOーSWでCH1入力のモノラル接続になります、このSWはバイアンプ駆動や、モノラル駆動時に使用します。

DSC_3644.jpg
リアはコネクターや端子が多くてちょいと窮屈です。

DSC_3649.jpg
高さ40oのシャーシなので縦には取り付けられないSP端子は斜めに取り付けました。

DSC_3651.jpg
やはりRCAコネクタとXLRの両方あると視聴会などでは便利ですね。

DSC_3665.jpg
M215 5881 CSPPアンプよりワンサイズケースが大きいで配線にゆとりがあります。

DSC_3667.jpg
ドライバー基板は5881 CSPPと同じ物を使用しています、トランスのケーブルの長さがSP端子まで届かないので途中繋いでるの見えてるのでチューブを被せば良かったな〜。
M215A0_cspp_amp.jpg
出力トランスはARITO'S Audio Lab製のBW-1.25K20Wを使用しています、アンプの回路定数はASTR-20と全く同じで大丈夫でそのまま置き換え可能で、出力インピーダンスが増えるのはとても嬉しいです。

M215A0_cspp_pow.jpg
電源回路はM215 5881 CSPPと違い大きいチョークコイルが使えるのでシンプルになりました。

M215A0_INOUT.jpg
入出力特性です、動作条件が同じなので M215 5881 CSPPとほぼ同じです。

M215A0_FREQ.jpg
周波数特性です、M215 5881CSPP と同様に素直な特性です。

M215A0_THD.jpg
歪率特性です、M215 5881CSPP とほぼ同じです。

M215A0_IMP.jpg
インピーダンス特性です、M215 5881 CSPP とほぼ同じです。

このアンプはモノラル動作させて出力を2倍にする事が可能です、スピーカー出力端子を並列にするか直列にする事で4Ω・8Ω・16Ωで30Wのモノラルアンプとして動作可能になっております。
M215A0_cspp_mono_INOUTタイトルなし.jpg
モノラル動作時の入出力特性です、1V入力で予定通りに30W出てます。
M215A0_cspp_mono_THDタイトルなし.jpg
モノラル動作時の歪率特性です、定格30Wで最大で33W(5%)ですかね。

CSPPアンプはトランスの大きさに比例して音の厚みが増す傾向にあるのですが、トランス一つで30W出す音と2個で30W出す音の違いを調べてみたいですね、それには30Wのアンプを制作する必要が・・・と言うことで次のテーマはKT88で30WのCSPPアンプかな、トランスはBWシリーズが良いのですが残念ながらまだラインアップされていないのでASTR-12Gですかね、出力30Wならトリファイラ巻にする必要もないでしょうからね。

ドライブ回路と動作条件が同じなので特性はほぼ同じですので、出てくる音もほぼ同じとはなりませんね、あくまでも電気特性は音質評価が可能かどうかの指標と云うことなのです。

M215で6L6系の真空管での音の違いを調べたのですがTUNGSOL-5881,JJ-6L6GC,SV-6L6GCの音の差はありませんがTUNGSOL 6L6GC-STRは高域に少し雑味を感じますので対象外となります。

TUNGSOL-5881とJJ-6L6GCの違いはほぼ無いのでASTR-20とBW-1.25K20Wのそれぞれの音の評価が出来ると思います、今回初めて使うBW-1.25K20WですがASTR-20で高域が少し派手に感じる曲が、自然な高域に感じましたのでBW-2K7Wと同じくBW-1.25K20Wも、私好みの音が出せるトランスとの評価になりました、トランスを提供していただいたARITO'S Audio Labさんに感謝いたします。


posted by Masa at 14:22| Comment(2) | 6L6GC CSPP

2023年05月31日

6L6GC cspp 音が出ました

6L6GC_CSPPの配線完了〜音出し成功です。
DSC_0750.jpg
配線終了後のテストでパワーが出ないので調べたら配線ミスでした、カソード巻き線の片方の極性が逆になっていたのでパワーが半分以下しか出ませんでしたが、修正後は正常に動作しました。

エージングを十分してから音質のチェックを行いたいと思います、今回のアンプはモノラルモード機能やRCA・XLR切替機能がありますので、評価には時間がかかりそうです。
posted by Masa at 22:43| Comment(0) | 6L6GC CSPP

2023年05月14日

6L6GCcsppシャーシ完成

PCL82cspp実用機(M205-1)制作の合間に6L6GCcsppのアンプケースの加工をしました。
DSC_3381.JPG
ケースはリードのMK350です、シャーシの板厚がアルミの1.2mmと薄くてペコペコ!!、実験機だから我慢しましょうかねw

DSC_3383.JPG
トランスを左右の振り分けたレイアウトは初めてなのでだいぶ悩んだが何とか形に出来ました。

DSC_3386.JPG
アンプ基盤と電源基盤は出力トランスとチョークの下に配置します。

DSC_3388.JPG
出力トランスは重たいので、3oのアルミプレートで補強します。

DSC_3389.JPG
電源トランス・チョークも補強〜、補強しないと制作過程で下手するとケースが歪みますからね。
posted by Masa at 17:59| Comment(0) | 6L6GC CSPP