
ケース完成までは結構時間が掛かりましたが、配線は基板を採用したのでスムーズに進みました。

電源SWはネオンランプ内臓の大きめのなので操作しやすいです。

フロントパネルにはロータリーSWによるATTと入力切替を装備しました、ATTは0,-6,-12,18,-24,-30dBの平衡型の6ステップです、シャーシ上のMONOーSWでCH1入力のモノラル接続になります、このSWはバイアンプ駆動や、モノラル駆動時に使用します。

リアはコネクターや端子が多くてちょいと窮屈です。

高さ40oのシャーシなので縦には取り付けられないSP端子は斜めに取り付けました。

やはりRCAコネクタとXLRの両方あると視聴会などでは便利ですね。

M215 5881 CSPPアンプよりワンサイズケースが大きいで配線にゆとりがあります。

ドライバー基板は5881 CSPPと同じ物を使用しています、トランスのケーブルの長さがSP端子まで届かないので途中繋いでるの見えてるのでチューブを被せば良かったな〜。

出力トランスはARITO'S Audio Lab製のBW-1.25K20Wを使用しています、アンプの回路定数はASTR-20と全く同じで大丈夫でそのまま置き換え可能で、出力インピーダンスが増えるのはとても嬉しいです。

電源回路はM215 5881 CSPPと違い大きいチョークコイルが使えるのでシンプルになりました。

入出力特性です、動作条件が同じなので M215 5881 CSPPとほぼ同じです。

周波数特性です、M215 5881CSPP と同様に素直な特性です。

歪率特性です、M215 5881CSPP とほぼ同じです。

インピーダンス特性です、M215 5881 CSPP とほぼ同じです。
このアンプはモノラル動作させて出力を2倍にする事が可能です、スピーカー出力端子を並列にするか直列にする事で4Ω・8Ω・16Ωで30Wのモノラルアンプとして動作可能になっております。

モノラル動作時の入出力特性です、1V入力で予定通りに30W出てます。

モノラル動作時の歪率特性です、定格30Wで最大で33W(5%)ですかね。
CSPPアンプはトランスの大きさに比例して音の厚みが増す傾向にあるのですが、トランス一つで30W出す音と2個で30W出す音の違いを調べてみたいですね、それには30Wのアンプを制作する必要が・・・と言うことで次のテーマはKT88で30WのCSPPアンプかな、トランスはBWシリーズが良いのですが残念ながらまだラインアップされていないのでASTR-12Gですかね、出力30Wならトリファイラ巻にする必要もないでしょうからね。
ドライブ回路と動作条件が同じなので特性はほぼ同じですので、出てくる音もほぼ同じとはなりませんね、あくまでも電気特性は音質評価が可能かどうかの指標と云うことなのです。
M215で6L6系の真空管での音の違いを調べたのですがTUNGSOL-5881,JJ-6L6GC,SV-6L6GCの音の差はありませんがTUNGSOL 6L6GC-STRは高域に少し雑味を感じますので対象外となります。
TUNGSOL-5881とJJ-6L6GCの違いはほぼ無いのでASTR-20とBW-1.25K20Wのそれぞれの音の評価が出来ると思います、今回初めて使うBW-1.25K20WですがASTR-20で高域が少し派手に感じる曲が、自然な高域に感じましたのでBW-2K7Wと同じくBW-1.25K20Wも、私好みの音が出せるトランスとの評価になりました、トランスを提供していただいたARITO'S Audio Labさんに感謝いたします。