2021年06月13日

CSPPの音が出ました

配線が終わり、各部の電圧チェックで基板のパターンミス(フットパターンの間違い)を発見!パターンを修正した基板が週末に届いたので早速組み立て動作テス開始〜無事音が出ました。

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外側はこんな感じ11BM8_ULppとほとんど同じ。

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内部はこんな感じで、基板化したので11BM8_ULppに比べてスッキリしてます。

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電源部は高圧部と低圧部で分けてあります。

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ドライバー部です、ジャンパー修正でも対応できたのですがカッコ悪いので作り直しました。

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アンプ回路はFETの差動アンプ+三極部でブートストラップ方式のドライブ段+5極部でCSPP出力段となります。

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電源回路です、低圧部のレギュレータはTO-92タイプで十分なのすが入手製関係で無駄に大きいTO-220w

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出力段のバイアスは個別で設定可能にしています。

バイアス調整して音出し開始〜透明感のある柔らかい音が出ました〜私はやっぱりCSPPアンプが好き♪音を聞けば特に問題がなのは明らかなのですが、一応は特性を測っておきます。

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1W時のF特性です、とても素直なカーブに仕上がります、さすがARITO's Audio Lab製のcspp専用の2K7Wトランスですね。

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歪特性です、特性が測定周波数100HZ,1KHZ,10KHZとほとんど同じなので1KHZだけで十分です、最大出力は6Wぐらいでしょうか、クリップする直前に一度下がるという特徴的な歪カーブですが、音質な問題が無いので気にしない事にします。

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インピーダンス特性は1Ω以下と十分な値です。

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入出力特性です、予定通り1Vでフルパワーが出ます。

なんとか夏になる前に完成することが出来て良かったです、夏は真空管アンプの出番が減りますがこのアンプは真空管アンプにしては省エネなので今年の夏は活躍しそうです。



posted by Masa at 12:44| Comment(2) | PCL82/16A8 CSPP

2021年05月28日

アンプ基板組み立て完了

アンプ基板の半田付けが終わった!

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やっぱりスルーホール部品は大きくていいですね〜

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トランスのケーブルと基板の間隔がチョイと狭い感じなので、スペーサーを入れたほうがよさそうだ。

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3枚の基板がケースに取り付けられたので、ようやくケースの配線が始められるのだ。

posted by Masa at 22:59| Comment(0) | PCL82/16A8 CSPP

2021年05月27日

アンプ基板組み立て

今回のアンプで使用するトランジスタはチップタイプなので半田付けには実体顕微鏡が威力を発揮します。
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真空管アンプにチップタイプのトランジスタを使う事になるとは、以前では考えらませんでしたが、TO−92タイプのトランジスタが次々と廃止品になる時代の流れには逆らえませんね。
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チップ部品はFETを6個、トランジスタ4個、抵抗を10個ほどで必要最小限にして、メンテナンス性の向上を狙います。

オール真空管でアンプを作る手も有りますが、私にはどう頑張っても好みの音が出せないのでディスクリートの半導体を利用しております、以前はオペアンプとかも試したのですがなかなか好みの音が出せなかったので、ディスコンの心配をしながらも、ディスクリートのFETやトランジスタに頼っております。
posted by Masa at 10:29| Comment(0) | PCL82/16A8 CSPP