2021年07月13日

PCL82を試す

PCL82を入手したので16A8をPCL82に交換したみました。
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PCL82はEdicroonというブランドですが、少しバイアスを調整するだけで正常に作動しました、まあ、PCL82と16A8は呼び方が違うだけ〜

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球をテストする前に電源回路を修正してAC電源の電圧変動への対策を行いました、バイアス電源を非安定化として出力段のアイドル電流の変動の減少が狙いです、音的にはなんのメリットも無いのですが省エネにはほんの少し効果があります。

なんとか梅雨が明ける前に調整が終わりまして、夏の省エネアンプは完成かな、真空管がPCL82になったので特性を測ってみました。
PCL82_2021_0713_Freq.jpg

PCL82_2021_0713_Thd.jpg
0.3W辺りでカーブの段付きが気になりますが、真夏に球アンプをいじるのは辛いので、秋にでもなったら考えようかな。

PCL82_2021_0713_Crs.jpg

PCL82_2021_0713_InOut.jpg

PCL82_2021_0713_imp.jpg

Lch_Noise.jpg
Rch_Noise.jpg
ノイズレベルも変化ありませんでした。

このところ11BM8 UL アンプと PCL82 CSPPを時々入れ替えて聞き比べていますが、私はやはりCSPPアンプの音が好きですね、重低音の出方が同じ球で同じパワーなのに全く違います、ただしUL PPアンプは極力シンプルな回路を目指したので改善の余地がありますので、秋に一緒に改善をしたいです。


posted by Masa at 19:46| Comment(2) | PCL82/16A8 CSPP

2021年07月06日

クロストーク特性が

聞いた感じではクロストーク特性が悪い感じがしないのに、特性を測ると悪いのが気になるので測定方法に問題が有るのかと思いFRAPulsのサイトをみていたら、なんと測定ケーブルが間違っている事が判明!

クロストーク.jpg
正しいケーブルで測ったら、20HZ〜20KHZの範囲で-60dB以下と問題が無いレベルでした。

測定ついでにノイズレベルも調べてみました。
PCL82_cspp_2021_0706_Rch_Nois.jpg
PCL82_cspp_2021_0706_Lch_Nois.jpg
両チャンネルとも0.1mV以下と十分すぎるぐらいの低ノイズでした。

PCL82_cspp_2021_0706.jpg
調整も最終段階なのでトランスのシールを張り付けました、ケースが締まった感じになりイイですね。
posted by Masa at 18:31| Comment(0) | PCL82/16A8 CSPP

2021年07月04日

プチ特性改善その3

前回の改善でだいぶ良くなったのですが、私の過去に製作したCSPPアンプの特性カーブと
少し傾向が違うので色々試した結果、出力段の動作点を見直して納得できるカーブになりました。

0704_EC2_ZS.jpg
変更内容は、バイアスを浅くしてドライブ段の負担を軽くする事を狙います、SG電圧をツエナーダイオードで下げてバイアスを浅くしてから、プレート電源電圧を下げてプレート電流を増やして出力段の動作点を更に浅いバイアス方向にづらしました。

0704_THD.jpg
改善の結果最大出力は少し下がりましたが、歪特性のカーブが安心して聞ける形になりました。
posted by Masa at 16:11| Comment(0) | PCL82/16A8 CSPP