2009年11月17日

26LX6pp FAINAL

シャーシが熱くて冬用と言うより厳冬期用な26LX6ppアンプですがその後もチロチロと改造をしてなんとか実用アンプとしては動作する様になりましたが現在常用している6V6GT-ULppアンプに比べるとボーカルが前に出て来ないですね〜今回のアンプは高帰還量のアンプだから?、私の好みの帰還量は10dB前後なのでちょっと多すぎるのかも知れませんね、だからと言って帰還量を減したのではKNFを利用しているこのアンプの面白みが無くなりますからね〜今回はこの辺で完結させたいと思います、今後はこのアンプの製作で得られたデータを元に常用アンプになりうる大出力真空管アンプ作りたいと思います。
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最終的にはチョークコイルが一つになりSGの安定はツェナーダイオードで行いました。
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しかしこんなぐちゃぐちゃな配線でもちゃんと普通に音が出るんです!
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回路が無くなる前に一応Upしておこう。
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2009年11月09日

冬用アンプ・リファイン

DSCF4372.jpgシャーシが手で持てなくなるほど高温になるので冬しか使えない26LX6ppアンプを接続してしばらくぶりに聴いてみたら、なんだか変な音だ!、女性ボーカルに妙な付帯音がつく感じがして違和感を感じるので、リファインを行いました、まずは帯域内のディップやピークを帯域外に追いやる為に位相補正のパラメーターを変更して高域の-1dB減衰ポイントを34KHZから22KHZに下げたら、違和感が無くなりだいぶ聴き易くなった。
せっかくですから一度試してみたかったスクリーン電圧の安定化もしてみました、安定化の回路はツェナーダイオードに高耐圧FETの電流ブースターを付けただけのシンプルな物ですが、以前はパワーを出すと20Vぐらい下がったが安定化により変動が2V程度とかなり小さくなった、電源の安定が音質的は良いのか悪いのかはよくわからないが、電圧が安定しているのは気分的に良いので結果的気には良い音に聞こえるかも〜。
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2008年09月15日

位相補正の効果

26LX6ppの調整も最終段階になりました、今回は出力段のバイアス回路を見直してカソード抵抗での消費電力を減らしました、グリッドのバイアス電圧を-10vから-20vに変更しカソード抵抗を変更してアイドル電流を1本あたり73mAと下げました、電源のチョークコイルの最大電流が300mAなのでアイドル時ぐらいは超えない様にしてみました、まあ最大出力時は400mA近くながれるので根本的に使い方が間違っているのですが1H/400mAの小型で安いチョークコイルが見つかるまで現行のチョークにが頑張ってもらおう(笑)、回路も落ち着いたので再度IPバランス調整をして改めてf特を調べてみました、結果は低域は10HZまでフラットでさすがPPアンプですね、で問題の高域ですが70kHZぐらいにR/Lともデイップがありますが30kHZぐらいまではフラットなので実用上問題の無いf特になっているので位相補正がそれなりに効いているみたいです、ちなみに上側がLchで下側はRchです、Rchの方がディップが大きいのはトランスの個体差によるもですがトランスの個性として解釈して左右独立の位相補正値にして特性を近づける様な事は面倒なので出来ませ〜ん(爆)、現在はオーバーオールNFB量=10.dBでトータルゲイン=20dBと言う所で落ち着きました、KNFのNFB量は調べ方が大変そうなので調べていません,DFは調べたのですが忘れてしまいましたが確か4以上はあったと思います。
26LX6.jpg

ちなみにRchの位相補正なしの特性はこんな感じでした。

26LX6Q.jpg
思い切りデイップあり、ピークありのNFB量の多いアンプらしい特性となっておりました。

現在は毎日8時間以上BGM用のアンプとして猫の毛モニターSPとセットで使ったいるのですが、パワーに余裕があるのと昔ながらの回路の威力?で昔聞いた懐かしい真空管アンプの音がしますのでBGM用には最適ですね、ただ真空管剥き出しのデザインは私の家での常用アンプには不向きなのでこのアンプをスケールダウンしたBGM用アンプを作ろうかな・・・
posted by Masa at 13:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 26LX6プッシュプル