26LX6ppの調整も最終段階になりました、今回は出力段のバイアス回路を見直してカソード抵抗での消費電力を減らしました、グリッドのバイアス電圧を-10vから-20vに変更しカソード抵抗を変更してアイドル電流を1本あたり73mAと下げました、電源のチョークコイルの最大電流が300mAなのでアイドル時ぐらいは超えない様にしてみました、まあ最大出力時は400mA近くながれるので根本的に使い方が間違っているのですが1H/400mAの小型で安いチョークコイルが見つかるまで現行のチョークにが頑張ってもらおう(笑)、回路も落ち着いたので再度IPバランス調整をして改めてf特を調べてみました、結果は低域は10HZまでフラットでさすがPPアンプですね、で問題の高域ですが70kHZぐらいにR/Lともデイップがありますが30kHZぐらいまではフラットなので実用上問題の無いf特になっているので位相補正がそれなりに効いているみたいです、ちなみに上側がLchで下側はRchです、Rchの方がディップが大きいのはトランスの個体差によるもですがトランスの個性として解釈して左右独立の位相補正値にして特性を近づける様な事は面倒なので出来ませ〜ん(爆)、現在はオーバーオールNFB量=10.dBでトータルゲイン=20dBと言う所で落ち着きました、KNFのNFB量は調べ方が大変そうなので調べていません,DFは調べたのですが忘れてしまいましたが確か4以上はあったと思います。

ちなみにRchの位相補正なしの特性はこんな感じでした。

思い切りデイップあり、ピークありのNFB量の多いアンプらしい特性となっておりました。
現在は毎日8時間以上BGM用のアンプとして猫の毛モニターSPとセットで使ったいるのですが、パワーに余裕があるのと昔ながらの回路の威力?で昔聞いた懐かしい真空管アンプの音がしますのでBGM用には最適ですね、ただ真空管剥き出しのデザインは私の家での常用アンプには不向きなのでこのアンプをスケールダウンしたBGM用アンプを作ろうかな・・・