2021年11月28日

サブウーハーの調整

6.5インチフルレンジのネットワークを最終的な定数にして、リッチな低域を得るためのサブウーハーの調整をしてみました。
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最終的なネットワークの回路はこんな感じ。
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4本のセメント抵抗が2本になります。

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チャンデバでサブウーハーのカットオフを46HZとしてます、半導体パワーアンプの場合は2Wayとして低域をカットしていますが真空管パワーアンプの場合はスルーとしています。

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我が家のサブウーハーはバッフルレスなのでオープンバッフルと同様の低域補正が必要です、20HZで+12dBとかなりの補正量になります、普通のウーハーをバッフルレスで使うとある程度の音圧を得ようとすると底好きするぐらいパワーを入れないとならないのですが、80cmウーハーの場合は高能率&高入力なのでこんな設定が可能なのです。

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リスニングポジションの音圧特性です、赤色がサブウーハーONの特性で黒色がOFFの特性です、私の耳では30HZ以下の単音は聞こえないのですが、音楽ソースにもよりますが20HZまで低域が伸びると太鼓がだいぶリアルに聞こえます、バッフルレスサブウーハーの音ですが、スピーカーを作る人なら新しいウーハーを手に入れると、どんな音がするのか気になり、とりあえず裸のままで音出して随分スッキリした低音を聞いた経験があるかと思いますがバッフルレスはそんな音に近いです。
posted by Masa at 00:11| Comment(0) | スピーカー

2021年11月22日

吸音材の調整完了

吸音材増し増しで良くなったので更に増したら低域が弱くなってしまった!
増し増しの方が低域の量感が得られるので増し増しに戻して吸音材の調整を完了としました。

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音圧のニアフィールド測定はバッフル面から5cmとして測りました。

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ポートクローズとはTQWTの開放部を塞いだ状態の特性で密閉BOXとして動作させた時の特性です。

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ポートクローズ(密閉)とオープン(TQWT)時のウーハーの二アフィール特性です。

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青のグラフがユニットの二アフィール音圧で黒のグラフはポート(開放端)の音圧です、赤はリスニング位置なのでニアフィールドと音圧レベルのスケールが違いますが、音圧特性は密閉BOXみたいに100HZ ぐらいからダラダラと下がりますが、バスレフ見たいに急に落ちる事が無く低域が良く伸びています。

私の聞くほとんどの音楽ソースでは十分満足できるのですが、40HZ以下の超低域がたっぷり入ってる曲ではやはりサブウーハーを稼働させないと低域が寂しいです。

posted by Masa at 20:01| Comment(0) | スピーカー

2021年11月13日

吸音材増し増し♪

先日吸音材を増やしてみたら、妙に低音が出る感じが少し抑えられ良い傾向になったので更に吸音材を増やしてみました。

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前回はドライバーの周りに増やしたのですが、今回は一袋を半分にしてそれぞれのBOXのドライバーから遠い方を増やしてみました、TLSのBOXなので吸音材の調整穴は初めから用意してあるので簡単に追加できます。

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インピーダンスのピークは前回より更に低くなりました。

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前回と同じで周波数特性には吸音材の変化がほとんど現れませんが音質は結構変化しています、やはり周波数特性ではその音質の違いが判らないという事ですね。

吸音材を増し増しにした結果、無駄に元気なベース音が大人しくなり、キックドラムがそれっぽく聞こえる様になりました、ただパイプオルガンの低い奴はちょいと物足らない感じですがミッドレンジのユニットにパイプオルガンを求めるのはちょいと欲張りすぎですね、ウーハーを付けて3Wayとしたいな〜。
posted by Masa at 20:18| Comment(2) | スピーカー