2021年07月24日

サウンド調整

この夏の常用アンプとして稼働しているPCL82_csppアンプですが、エージングが進んだ感じなので、私の好みの音に最終的なサウンド調整を行いました。

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サウンド調整と言っても、周波数特性とNFB量をお好みで調整するだけです。

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周波数特性で伸びすぎた高域を私の理想値(70KHZ/-1dB)に修正しました、加齢で高域が聞き難い私の場合、高域が無駄に伸びたアンプは聴き疲れしやすいのです。

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アンプのゲインとNFB量を調整して、ボーカルの鳴り方を2Wayスピーカー向きに修正しました、その結果ナツアニソンから電波系までとっても可愛い声に聞こえる様になりました!

また、調整過程で以前から気になっていた左右チャンネルの違いを調べた結果、PCL82と16A8の特性の違いが原因でした、と言う事で真空管をすべてPCL82にしました。
posted by Masa at 18:35| Comment(0) | PCL82/16A8 CSPP

2021年07月20日

真空管が壊れた!

真空管をPCL82に変更してからも快調に作動していたアンプですが、突然片チャンネルからガサゴソとノイズが出始めた、真空管をみたら一本だけプレートが赤熱していました。

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今回のアンプでは16A8を4本とPCL82を8本をオークシヨンで入手しました、PCL82は未使用との事でしたが現物は中古品でした、たぶん海外から抜き玉をNOSとして掴まされた物でしょう。

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東芝製の2本は未開封でしたが、他はすべて中古品でした、アンプに刺してテストした結果は動作する物が4本、バイアスが1Vほど浅い物が3本、バイアスが2V以上浅いかなり消耗した球が5本でそのうちの一本が今回故障したものでした、トータル6千円ほどで4本と言う事は秋葉原の店頭で買った方が安かった!






posted by Masa at 13:25| Comment(0) | PCL82/16A8 CSPP

2021年07月13日

PCL82を試す

PCL82を入手したので16A8をPCL82に交換したみました。
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PCL82はEdicroonというブランドですが、少しバイアスを調整するだけで正常に作動しました、まあ、PCL82と16A8は呼び方が違うだけ〜

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球をテストする前に電源回路を修正してAC電源の電圧変動への対策を行いました、バイアス電源を非安定化として出力段のアイドル電流の変動の減少が狙いです、音的にはなんのメリットも無いのですが省エネにはほんの少し効果があります。

なんとか梅雨が明ける前に調整が終わりまして、夏の省エネアンプは完成かな、真空管がPCL82になったので特性を測ってみました。
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0.3W辺りでカーブの段付きが気になりますが、真夏に球アンプをいじるのは辛いので、秋にでもなったら考えようかな。

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ノイズレベルも変化ありませんでした。

このところ11BM8 UL アンプと PCL82 CSPPを時々入れ替えて聞き比べていますが、私はやはりCSPPアンプの音が好きですね、重低音の出方が同じ球で同じパワーなのに全く違います、ただしUL PPアンプは極力シンプルな回路を目指したので改善の余地がありますので、秋に一緒に改善をしたいです。


posted by Masa at 19:46| Comment(2) | PCL82/16A8 CSPP